形あるものはいつかは壊れる。とは言うけども、やはりお気に入りの物が壊れてしまうのはツライものですよね。
いつも使っているお皿やマグカップをうっかり割ってしまった、ひびをいれてしまった、というときにどうしても捨てられない。なんて思い入れのあるものもありますよね?
そこで陶磁器の割れには牛乳で直せる、というおばあちゃんの知恵袋的なことを聞いたので検証してみました!
陶磁器を修復するには?
どうもよもとです!
いろいろな物が溢れている世の中ですが、どうしてもこれは捨てられない。
そんな物ありませんか?それが陶磁器だった場合、

大好きなあの人にもらったマグカップ♡
でも使ってたら割れちゃった(。ノω\。)゚・。
こんなこともありますよね。
こんなとき、どうしましょう。
諦めてそのまま?それとも捨てる?
いいえ、「直すの♥」
修復も可能なんです♪もちろん、以前と同じ状態とまではいかないのですが大切なものだからそれでも十分ですよね。
ところで陶磁器とひとことでいいますが、何のことかご存知ですか?
簡単に言えば”陶器”と”磁器”の総称。
陶器は粘土から作られ、厚みのあるやわらかく素朴な味わいがあります。
また磁器は石を砕いた粉から作られ、白く滑らかな洗練された印象を持ちます。
素材や作り方がまったく違い、性質が変わるためお手入れの方法も変わってくるのです。
なのでキチンと見分けて正しいお手入れをしてあげることが、陶磁器を長く使う秘訣なんですね。
ちなみに陶器と磁器のだいたいの簡単な見分け方は
- 軽く指ではじいて「コン」「コツ」とにぶい低い音のときは陶器、「キン」「チン」と高い音のときは磁器
- 光に透かしてみて透けないものが陶器、透きとおるものが磁器
- ひっくり返した裏面の高台(お皿やお茶碗などの足になる部分)が茶色くざらついているものは陶器、白く滑らかなきれいなものは磁器
こんな風に見分けることも可能ですよ。
さて、実際に陶磁器を修復するための方法をあげてみました。
①米のでんぷんを使う
よく土鍋なんかに使われる陶器の修復に可能な方法です。
土鍋にひびが入ったとき、そのままでは水漏れしてしまいます。
そのときは残りご飯を入れ水を足しザッと混ぜてから、弱火でゆっくり炊き込みます。
米がおかゆ状になれば火を止めそのまま冷まします。
米のでんぷんが目止めになりひびを修復します。
米のとぎ汁でも代用できますが、でんぷん濃度が濃いほうが修復もしっかりできます。
小さなひびには十分ですけどね。
②牛乳で煮る
陶器を牛乳で煮る?!
初めて聞くと、なかなかスットンキョーな方法ですよね。
私もびっくりしました。
陶器でも磁器でも可能なようです。
牛乳に含まれるたんぱく質のカゼインは、熱や酸によってプラスチックに似た分子構造になり割れた部分をくっつけるのです。
今回、牛乳風呂を検証してみたので詳しい方法を後ほど!
③補修ボンドを使う
陶磁器用のボンドもあります。
しかし食器として使うには、衛生上難しいかもしれませんね。
もしも、花瓶や置物なんかが壊れたときには接着剤が手っ取り早いでしょう。
④金継ぎをする
画像:http://balzacbazaar.com
「金継ぎ」や「金つくろい」という日本の伝統技法。
海外でもKNTSUGIという名前で近年アート界では注目の修復方法です。
陶磁器の割れや欠けを漆で接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法なんです。
割れてしまったのではなく、最初からまるで模様のようにも思えますよね。
割れも粋に変身させるならこの1冊♪
⑤業者に頼む
修復を専門に請け負ってくれる人にお願いすることもできます。
【検証】割れた陶器は牛乳で直るのか?
相方がお皿を割ってしまいました!!(ジアンのもので、義母の思い出のお皿)ということで早速牛乳風呂をしてみました☆
①割れた部分をセロテープで繋ぎ合わせる。
②鍋に割れた部分が浸るぐらいの牛乳を注ぐ。
弱火にかけ(沸騰するかしないかぐらい)1時間煮る。
③そのまま冷ます。
④牛乳を洗い落とす。
⑤しっかり乾燥させる。
以上なんです。
で、煮終わって乾燥させたお皿がこちら
つなぎ目は見えますが、しっかり固定されてます。
指で軽く押しても動きません。(欠けは最初からです^^;)
接着部分も元は牛乳なので、食品をのせることもOKです。
水を入れておいて水漏れがないか確認してみたところ大丈夫でした。
これは使える裏技ですね~♪
ぜひ、陶磁器製品を割ったり、欠けさせたりした場合に修復してみてください!
とはいえ、負担をかけるとまた割れてしまう可能性もあるので洗うときは手洗いで、また使い方によってはひび割れ部分にシミができることもあるのでご注意くださいね。
まとめ
陶磁器を牛乳で煮て修復できるなんて!!
しかも実際にしてみると、とても簡単でした(牛乳は少しもったいないけどね)諦めないでぜひ直してみましょう。
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