フランスのお葬式マナー!知らないじゃ恥ずかしい一般的しきたり

生活情報

長いフランス暮らしになってくると、冠婚葬祭さまざまな儀式に参加する機会があると思います。

しかし結婚式のような華やかなことばかりではなく、「お葬式」のように悲しいセレモニーの参加だってありますよね。

 

お葬式の厳粛な雰囲気のなか、いい大人が恥ずかしいことは出来ません(;>_<;)

今回は知らなきゃ恥ずかしい「フランス式お葬式マナー」についてご紹介します。

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新聞に掲載?「死亡者リスト」

どうもよもとです!

日本でどなたかが亡くなった訃報を知るのはどんな手段かというと、「電話で知らされる」「家族から聞く」など口頭での伝達手段が主流ですよね。

また地域によっての自治会・町内会などの集まりから聞くこともあるでしょう。

 

フランスでも日本のに知り合いから聞くことが多いです。

しかし、「遠縁になってしまった」という方でも訃報の知らせが分かる方法があるのです。

 

それが

「Avis d’obsèques」「avis de décès」という新聞掲載なんです。

うちで読んでる地方紙では、ちょうど真ん中あたりに掲載されます。

「どこどこの誰々が他界しました」ということや「いつ・どこでお葬式をします」「御遺体は○○です」などという詳細、また家族や子供・兄弟などの名前も載せれるため同姓同名の方がいても間違うこともありません。

 

家族によっては献花の色や種類、お墓に飾るプレートについてなど細かなリクエストも載るので関係者はこのアノンスで状況を把握します。

 

ちなみにこちらのページには、その日に行われる葬儀の情報や葬儀社(Pompes funèbres)や葬儀関係品の取り扱い店なんかの情報もあるのでフランスでは重宝されております。

クレル
クレル

風のたよりで故郷の知り合いが亡くなったって聞いたけど、オレでも家族に直接は聞けないぞ

そんなときはコレ↓

今ではネットでこの死亡リストを探すことも出来るので、噂には危ないと聞いていても直接に聞くことは出来ない、亡くなったという真偽が知りたい、そんなときに故人の知り合いがいなくてもリストから情報を得ることもできます。

 

「avis de décès」とネット検索するといくつかのサイトから新聞名・地方名から検索可能です。

同じように御遺体の安置所、葬儀場所、日時などを調べることが出来ますよ。

 

ネットがないともうダメ・・・そんな方はこれも必要!

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知っておきたい6つのフランス式葬儀マナーと準備

結婚式と違って、急におとずれるお葬式。

いざってときに慌てないためにも基本の基本は押さえておきたいですよね。

※地方によって少し違うこともあります。ご了承ください!

①お通夜は無し、お悔やみに行くべき?

日本ではお通夜のあとに葬儀というのが一般的な流れですが、フランスには「お通夜」はありません。

 

とはいえ、諸事情から亡くなった翌日に葬儀が出来ないことが多くおよそ3~4日後に葬儀をする、というのが一般的です。

 

ではこの間、御遺体は?というと地方の慣習や状況により

  • 葬儀社の霊安室(Chambre funéraire)
  • 自宅
  • 病院の霊安室

主にこの3箇所で葬儀まで安置されます。

 

葬儀前にお悔やみに行かなければならない、という慣習があるわけではありませんが、親しい関係だった場合、家族にお悔やみに行きたい・葬儀前に故人に会いたい、そんなときはご家族に連絡し安置所に伺うことは可能です。

②火葬の場合もあり

フランスではカトリック教徒が多いため、カトリック式による葬儀が多く主に土葬が一般的です。しかし年々「火葬」を選ぶ方も増えています。

 

1963年にカトリック教会が火葬を認め、2013年には32%もの葬儀で火葬が選択されたというほど飛躍的に伸びているのです。

火葬場はフランス国内にも150箇所以上もあるのです。

 

よもとも1度だけ火葬による葬儀に参列させていただきました。

セレモニーも火葬場で行いましたが、日本のように火葬後の骨上げは参加できないため、セレモニーで故人とお別れ後はそのまま解散という割と簡素な感じでした。

 

葬儀は室内なので天候も関係なく、空調も完備されており参列する側としては快適でしたけどね。

③喪服でなくてもOK、シンプルな服装

日本ではお通夜、お葬式には真っ黒な喪服が当たり前。

しかしフランスでは喪服を着る習慣も昔のこと、今ではシンプルな服装での参列が多いです。

よもともシックな色のシャツに黒パンツスーツが多いです。

 

さすがに喪主ならスーツでなくとも、上着ぐらい着るでしょ。

と思った義祖父の葬儀に義父はポロシャツでした^^;

田舎のせいかご近所さんなんかは、ジーンズ・Tシャツという方もいましたよ。

 

また冬の葬儀の場合は、しっかり厚着をしていきましょう!

教会も寒いのですが、何といっても墓地が寒いっ!!!

真冬のお葬式は防寒を準備し寒さ対策をすることをおすすめします。

④香典はいらないけど、小銭が必要なことも

日本では通夜や葬儀に出席すると香典が必要。

しかしフランスには香典なんていりません!

 

でもどうしても故人に感謝とお悔やみの気持ちを送りたい、そんな方は⑤にどうぞ。

 

香典はいりませんが、カトリックのセレモニーに参加する場合は「お布施」が必要になります。

結婚式でも、コミュニオンでも籠が回ってきたりします。

これはすべてお布施で教会や神父さまへの寄付となります。

 

そのためポケットやお財布に小銭を少々入れておかないと、お布施を渡せずちょっと恥ずかしいです。

もちろん、「お布施なんてする義理ねーよ」というツワモノは手ぶらでどーぞ。

⑤親しい人には献花やプレートを送る

先ほどお伝えしましたが、香典がないので葬儀には何も持っていかない、ということもよくあります。

でもそれでは気持ちが・・・という優しい方「献花」や「プレート」を贈ることもできます。

 

お花は生花と造花があり、お花屋さんでアレンジされたものを霊安室や教会に送ったり、墓地に送ったり持っていったりします。

 

花と一口に言ってもフランスではこだわりがある方が多く、色や種類・ブーケにするか鉢にするか、などなどこちらの気持ちだけで済まされないときもあるのでご注意を。

 

またプレートは墓碑の上に飾ってある小さな碑です。

好きな写真や言葉を入れて作るのですが、お墓にご先祖さまがすでにいたりするとどんどんスペースが無くなったりするのでいらないという方や好きじゃない(すごい理由ですよね(o’д’o))などなど、不要なこともあるので親族の方に一言聞いてからがいいかもしれません。

 

これらは気持ちの問題が大きいので義務でもなく、またお返しというものも存在しません。

⑥子供はNG?

葬儀に子供と一緒に参列する、という考え方は日本でなら普通ですが、基本的にフランスではあまり子供の参列は見られません。

宗教上の考え方の違いか、子供に死を突きつけることがタブーとされているからと思われます。

 

しかしこれも家族、親族の考え方次第で参列は可能です。

ただ葬儀時間は日本に比べれば短いのですが、場所が場所だけに大人しくしていられるように気を使うので、無理に参列というのもおススメできません。

ある葬義の1日

数年前のオットの祖母が亡くなったときの葬儀での様子をご紹介します。

オットの祖母が亡くなったのは病院でした。

葬儀は3日後ということで病院の霊安室でご遺体を預かっていただけました。

 

ご遺体が病院にあるため、日中は誰かが一緒にいましたが、夜にはみんな自宅に帰っていきました。

 

そして葬儀当日は教会での葬儀のため、病院で朝に親族はみんな集まり最後のお別れをし葬儀屋の人が棺を閉めます。

その後、各々の車で教会まで行きました。

 

今回の葬儀は子供たちも幼すぎたため知り合いにお願いし預かってもらっていました。

冬の葬儀になると待ち時間や埋葬中も寒さで凍えてしまうため、子供たちは来なくて正解でした。

 

教会にはすでに多くの人が集まっており、小さな村の住人だったこともありほぼ村の方がお越しになって小さな教会は満員御礼でした。

 

約1時間弱の葬儀でした。神父様により式は進められていき、神父様のお話や故人の紹介、友人による弔辞などがあり何度か起立や着席をします。

途中では聖歌を歌ったりします。

最後に故人にお別れをするために棺の前でいき拝礼します。

式によっては聖水をかけたりするようですが、私たちの教会ではしませんでした。

 

式が終われば、そのまま埋葬のために墓地に行きます。

ここで本当に最後のお別れです。

 

その後、村のレストランをお借りし埋葬に来た方たちと軽い食事やおやつを食べたりします。

これは時間によっても違うようですが、私たちは午後の5時頃だったためコーヒーや紅茶、ジュースなどにクレープやパウンドケーキなどのおやつを提供されました。

 

この時間は久々に会った親戚の方たちと、故人との懐かしい思い出話で盛り上がるため日仏共通しているように感じましたね。

これでみなさんお開きになります。

まとめ

日本の葬儀とフランスの葬儀では宗教も違うことが多いので、作法も変わってきます。

しかし日本よりも堅苦しくもなく、金銭的にも負担は少ないのでフランス版葬儀の方が真摯に故人を敬える気がするのは私だけでしょうか?

 

出会いがあるからこその別れ、お別れするのは悲しいことですけどね。

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コメント

  1. パルファムドゥマン より:

    久しぶりのコメントです。いつも参考にさせてもらっているけど,今回の記事は備えあれば…で,為になりました。必要にせまられないと 調べないことだけど,こうして フランスのお葬式事情を 知ることができて良かったです。

    • よもと yomoto より:

      パルファムドゥマンさん
      コメントありがとうございます。フランス式と日本式、いろいろ違うことも多いですが、フランス式はシンプルでいいですね。何回も参加はしたくありませんけど。。。

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